いまさら聞けない水虫についての質問
水虫がオヤジの病気と思われているのは、サラリーマンのお父さんが朝から夕方まで革靴を履いているせいで水虫になりやすいからです。靴の中は汗で蒸れるので水虫の原因である白癬菌が増殖するのにもってこいの環境になります。しかしこれは、ストッキングをはいてハイヒールをはくOLでも同じです。恥ずかしいので話題にしないだけで、女性の水虫人口も決して少なくありません。
最近の水虫の治療薬(抗真菌薬のラミシールなど)はよく効くので、2〜3日も塗ると痒みは止まり、1週間くらいでぐちゅぐちゅとした感じも改善します。しかしここで薬をぬることを止めたら、来年の夏までには必ず再発します。
白癬菌は足指の間の角質の中まで入りこんで繁殖しています。すくなくとも角質層のターンオーバーが一巡する4週間はラミシールなど抗真菌薬を毎日塗り続けることが必要です。できれば2ヵ月間くらい根気よくぬり続けることが望まれます。
痒みは私たちの免疫が白癬菌と戦っているときに生じます。皮膚にあるマスト細胞が菌の侵入を感知して発する警報が痒みを発生させるのです。痒みは水虫の初期段階の症状なので、早めに治療を始めると治りも早くなります。
水虫の原因になる白癬菌は真菌というカビの仲間です。したがって水虫の治療には真菌を抑制する抗真菌薬を使用します。白癬菌にはとくにテルビナフィンという成分がよく効きます。
テルビナフィンにはラミシールクリームなど塗り薬と内服薬があり、ぬり薬が効きにくい「かかとの水虫」や「爪水虫」には内服薬を使用します。
冬に水虫を増殖させてしまうことが多いのは、ブーツを愛用している女性です。冬でもブーツをはいて通勤していると、温かい電車などではけっこう汗をかくのでブーツの中は白癬菌が繁殖しやすい環境になります。
ブーツは乾きにくいので毎日お気に入りの同じブーツをはいていると、白癬菌はさらに繁殖しやすくなります。複数のブーツをはきまわして、よく乾燥したものをはくようにしましょう。また、家に帰ったらすぐにストッキングを脱いで、足を洗うことも大切です。
酢で白癬菌は死にません。酢水に足をつけたりしていると足の皮膚がかぶれる場合もあります。その他に水虫の民間療法はいろいろありますが、そんなことをしなくてもよく効く抗真菌薬があるのでそれを使う方が安全です。
水虫の治療には抗真菌薬を
- 服用タイプのテルビナフィン
- 爪水虫や完治しにくい水虫にも
- 塗り薬で治療困難場合は服用薬
- 水虫治療薬ラミシールのジェネリック
- 服用タイプは爪や治りにくい水虫にも
- 塗り薬では効きにくい水虫にも
- ラミシールジェネリック250mg(28錠)とテルビナフィン250mg(14錠)は、パッケージが同じで名称だけ違いますが、成分は同じです。
- 錠剤数の違いが価格差になっています。
- 若干28錠の方がお得感があります。
- 通常の水虫には塗り薬が効果的
- 有名なラミシールのジェネリック薬
- テルビナフィン成分が水虫に効く